想いをつなぎ、笑顔をつくる、私たちが大切にする事業への想い


空き家再生を通して日本中を笑顔に
今月から新たなオフィスに移動し、フレッシュな気持ちで今期のスタートを切ることができました。

私たちの事業の目的は、空き家再生の「先」にある、人々の暮らしや街の再生に向き合い、笑顔が溢れる社会をつくることです。

今回のコラムでは、空き家問題の背景と、オハナホームが大切にしている空き家再生事業への想いについて、お伝えさせて頂きます。

空き家バンクと現実
昨今、全国の自治体で「空き家バンク」が整備されつつあります。しかし現場の実情を知ると、空き家バンクが十分に機能しているとは言い難いのが現状です。

空き家には“訳アリ”なものも多く、知識が無いまま購入すると、後でトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
「ゼロ円物件」など、値段が付かない物件には、必ず理由があります。相場感やエリアの特性、所有者の想いを読み取れる「現場の専門家」がいないと難しく、空き家の活用は進みません。

単に情報を出すだけではなく、「正しい知識を持った人」が間に入ることが、空き家再生には不可欠だと私たちは考えています。

放置空き家がもたらす“外部不経済”
空き家を放置すると、街全体にも悪影響が及びます。

・ゴミの不法投棄、害虫の発生、白アリの繁殖
・景観の悪化によって隣の家まで売れなくなる
・空き家があるだけで、近隣の資産価値が下がる可能性がある

こうした「負の連鎖」は、地域コミュニティにとって深刻な問題です。

手頃なおうちを購入できる、地方の魅力と注意点
都心で働く人たちが「地方に住まない」理由の一つは、やはり仕事の有無。
けれど、地方暮らしには都会暮らしにはない魅力があります。

・子育て世代にとっての「一軒家」は、のびのびと過ごせる最高の環境。
・自然の中で子どもが育つ豊かさは、何ものにも代えがたい。

しかし、いざ地方で手頃な物件を探してみると、インフラ整備が充分に進んでいない地域も多く、井戸水や浄化槽、古い耐震基準など、購入時の確認は慎重に行う必要があります。

事例紹介:空き家を買った“AさんとNさん”の話
ある日、空き家バンクを通じて、千葉県八街市で物件を購入した一人の女性。
元シングルマザーのAさんは、子育てができる家を探していました。

見つけた物件には、いくつか問題がありましたが、彼女には知識があり、きちんと対応できたことで素敵な暮らしが実現しました。
これは知識があったからこそできたこと。「値段が付かない物件」には何かしらの理由があります。

一方、地方の格安物件を紹介するマッチングサイトで、空き家を購入したNさん。
趣味はDIY、週末に自分で改修工事を行い、なんとか住める状態にすることが出来ました。

しかし、実際に住み始めて見ると、雨漏りや排水の問題が発覚し、結局修繕工事をリフォーム会社に依頼することになりました。

勿論、空き家のリノベーションを自分で行うことは、趣味やライフスタイルの一環としても素晴らしいことですが、
そのようなケースも実際にあるため、単に住居を探す方には正しい知識を持った人がしっかりと再生した、安全で快適な家を購入する——ということをお勧めしております。

空き家再生のムーブメントを全国へ
私たちが目指すのは、「ただのリノベーション」ではありません。
地域が元気になるように、そしてそこに新しいコミュニティが生まれることを願っています。

空き家は「誰かの想いが詰まった場所」です。
それを次の人へと丁寧につなぎ、未来へと受け継いでいく。
それが、私たちオハナホームの仕事です。

新しいオフィスで、新しい出会いと、新しいチャレンジが始まっています。
これからも私たちは、「想いをつなぎ、笑顔をつくる」仕事を続けていきます。

今後ともオハナホームを、どうぞよろしくお願いいたします。

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