今日は、オハナホームの創立記念日です。
振り返ると、私たちが向き合ってきたのは「家」ではなく、そこにあった“暮らし”でした。
誰かが笑い、悩み、人生を重ねてきた場所。
けれど、時間の流れとともに、静かに役目を終えていく家も増えています。
ここまで歩んでこられたのは、関わってくださったすべての方のおかげです。
まずは心から、ありがとうございます。
私たちが向き合っている「空き家」という存在。
それは単なる使われていない建物ではありません。
そこには、家族の時間があり、人生の選択があり、
そして、簡単には手放せない想いが詰まっています。
オハナホームの始まりには、代表・菊池聖雄の原体験があります。
長年、営業として多くのお客様と向き合ってきた中で、
「家」は人の人生に深く関わるものであることを実感してきました。
その後、自ら投資やDIYを通じて住宅に関わるようになる中で、
日本中に増え続ける空き家の存在と、その背景にある課題に直面します。
空き家は、「使われていない家」ではなく、
「どうすればいいかわからないまま、時間だけが過ぎてしまった家」でした。
相続の問題、遠方に住むご家族、解体費用の負担、
そして何より、「思い出があるから簡単には手放せない」という気持ち。
本来であれば、誰かの暮らしを支え続けるはずだった家が、
誰にも使われないまま、静かに朽ちていく現実。
その状況に対して、
「何かできることがあるのではないか」
そう考えたことが、オハナホームの原点です。
私たちは、空き家を「問題」として処理するのではなく、
「もう一度価値を生み出せる存在」として捉えています。
手を入れれば、家はよみがえります。
人が入れば、あかりが灯ります。
そこにまた、新しい物語が始まります。
もちろん、すべての空き家が同じように再生できるわけではありません。
一軒一軒、背景も状況も異なります。
だからこそ私たちは、
「どう活かすか」を一緒に考える存在でありたいと思っています。
誰にとって、どんな形が最善なのか。
その答えは一つではありません。
創業からこれまで、決して平坦な道ではありませんでした。
それでも続けてこられたのは、
空き家が再び活用され、誰かの暮らしにつながった瞬間に立ち会えたからです。
「この家が、また使われるなんて思わなかった」
そんな言葉をいただくたびに、この仕事の意味を実感してきました。
これからもオハナホームは、
空き家を“課題”ではなく、“可能性”として向き合い続けます。
そして一軒でも多くの家に、もう一度あかりを灯せるように。
次の一年も、その先も、
一歩ずつ、丁寧に積み重ねていきます。
これからも、オハナホームをよろしくお願いいたします。