おうちじまいのポイント:タイミング・課題・注意点・費用などを解説


近年、親が高齢化し、実家を管理し続けることが難しくなるケースが増えています。

「おうちじまい」とは、親が亡くなったり施設に入居したりした際に、空き家となった実家を整理・処分するプロセスを指します。スムーズに進めるためには、タイミングの見極めや事前準備が重要です。

1. おうちじまいのタイミング
おうちじまいのタイミングは、以下のような状況が考えられます。
•親が介護施設へ入居することになった。
•親が死亡して相続することになった。
•維持管理が難しくなった。

使わなくなってしまったおうちは、管理が難しくなる前に手続きを進めることで、後々の負担を軽減できます。
また親が亡くなった後、相続税の申告期限(10か月以内)があり、その場合も早めの対応が求められます。
空き家には、管理するための維持費や防犯上のリスクがあり、手放す場合のケースも想定しておくことが必要です。

2. おうちじまいの主な課題
おうちじまいには、以下のような課題があります。
•親の気持ちへの配慮:「実家を処分する」という話題は親にとってデリケートです。納得してもらうための対話が欠かせません。
•相続人間の意見の違い:兄弟姉妹間での意見調整が必要となり、トラブル回避のために事前の話し合いが重要です。
•荷物の整理と処分:長年の思い出が詰まった家財道具の処分には時間がかかるため、早めに取り掛かることが大切です。

前持って対策をとっておくことで、後々の行動が楽になるということは、どの課題にも共通しております。
思い立った時、帰郷した時、親や家族との話し合いをすることが何よりも大切です。

3. おうちじまいの注意点
おうちじまいを進める際には、以下の点に注意しましょう。
•不動産の価値を把握する:売却や賃貸を検討する際は、適正な査定を受けることが重要です。
•法律や手続きの確認:相続登記や税金(固定資産税、譲渡所得税など)について専門家に相談することで、スムーズな対応が可能になります。
•お片付けや遺品整理業者の活用:一人ではなかなか進まない家財の整理も、専門の業者に依頼することで、精神的・肉体的な負担を軽減することができます。

4. おうちじまいにかかる費用
おうちじまいには、さまざまな費用が発生します。主なものは以下の通りです。
•不用品処分費:30万~100万円(家財の量による)
•ハウスクリーニング費:5万~20万円
•解体費用(売却前の更地化など):100万~300万円
•相続登記・税金関連費用:10万~50万円
•仲介手数料(不動産会社に仲介して貰った場合):売却価格の3%+6万円(税別)

まとめ
おうちじまいは、家族全員の意向を考慮しながら進めるべき重要なライフイベントです。早めの準備と適切なタイミングを見極め、専門家の力を借りながら進めることで、スムーズな手続きを実現できます。費用面や手続きの流れを把握し、計画的に取り組むことが成功のカギとなります。

オハナホームでは、相続診断士、終活カウンセラーや空き家再生士の資格を持つスタッフが丁寧に対応をさせて頂きます。不動産の相続やおうちじまいについて、どうぞご相談ください!

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