放っておくと危険!空き家放置が生む法律・安全・相続のトラブル


東京都内の住宅街に、ひっそりと、しかし確実に近隣住民を不安にさせている“ある空き家”があります。
屋根は崩れ落ち、壁には穴があき、植物が建物を覆い尽くす…。
中には野生動物が住みつき、ごみが投棄され、防犯上も衛生面でも大きなリスクとなっているのです。

このような空き家は、決して珍しい存在ではありません。
私たちオハナホームがある千葉県でも、空き家は年々増加しており、管理不全のまま放置されるケースが目立ってきています。

今回は関東各地に存在する老朽化した「空き家」に関する実態を追ったFNNプライムオンラインによる調査報道をご紹介します。

空き家の放置は、ただの「景観の悪化」では済みません。
実際には次のような問題が発生しています。

・建物の倒壊や崩落による危険
・屋根や壁が飛散し、近隣の住宅や通行人に被害が出る
・動物(アライグマ・タヌキなど)の住みつき
・ごみの不法投棄・衛生悪化
・放火や不審者の侵入など防犯上のリスク
・地域の資産価値やイメージの低下

空き家を放置することで、個人の問題が地域全体に波及していくのです。




相続人が90人!?東京都中野区の築70年以上の物件
所有者はすでに亡くなり、相続手続きが放置され続けてきた結果、なんと相続人が90人以上に膨れ上がっていました。
関係者の多くは互いに面識がなく、相続の合意を得ることが困難なため、家の処分も、修繕も、解体すらできないまま年月だけが過ぎてしまいました。

誰が所有者なのかすら曖昧になってしまった
もともとの所有者が亡くなり、次に相続したはずの子ども世代もすでに他界。
その結果、相続権を持つ親族が親族のさらに親族へと分散され、連絡も取れず、処分もできず…という負の連鎖に陥っているのです。

このような複雑な相続は、実際には「よくある話」です。
空き家を残したまま相続登記を放置すれば、年月が経つごとに相続人が芋づる式に増えていき、
いざ「売ろう」「解体しよう」としても手続きが一切進められないという事態に。

そして何より問題なのは、その間に空き家が老朽化し、倒壊や火災など「命に関わる危険」にまで発展するリスクがあるということです。

実際に、近隣の家に屋根の一部が飛来し、損害が出たというケースも報告されています。

空き家は、時間が経てば経つほど、老朽化とともにその“処理の難しさ”も増していきます。
「まだ大丈夫」と思って放置していると、やがては行政から「特定空家」として認定され、固定資産税の軽減措置が外れ、命令や行政代執行が行われる場合もあります

【私たちができること】
オハナホームでは、こうした“複雑化した空き家問題”に対し、相続・登記・売却・解体・再活用までを一貫してご相談いただける体制を整えています。

「うちはそんな大きな家系じゃないから大丈夫」と思っていても、いざ相続が発生すると、想像以上に人間関係が複雑に絡み合います。
空き家が“負の遺産”とならないためにも、早めの整理と対応が必要です。

・相続の整理に困っている方
・長年放置された空き家の対応に悩んでいる方
・所有者が不明のままトラブルに巻き込まれている方

ぜひ一度、私たちにご相談ください。
「空き家を通じて、日本中を笑顔に」
その想いで、私たちは一軒一軒空き家所有者の方と向き合っております。

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