お盆の時期になりました。久しぶりに実家へ帰る方もいれば、今年は帰れない方もいると思います。
遠くに住んでいると、実家の様子はなかなか分かりません。気になってはいても、仕事や自分の家のことがあって、何度も通うのは難しい。それは、ふつうのことです。
千葉で空き家の相談を受けていると、近くに住む一人だけが実家のことを背負っている形をよく見ます。遠くのきょうだいは、なかなか動けない。初めて相談に来られたときには、もう何年も経っていることがあります。それでも、話せるようになって、前へ進んだご家族もいます。
写真で見るのと、現地で見るのとは違う
空き家は、写真で見るのと現地で見るのとでは、印象が違います。
庭木の伸び方。外壁の傷み。雨樋の外れ。玄関まわりの雰囲気。隣の家との距離。残っている荷物の量。家の中のにおい。
こうしたものは、言葉だけではなかなか伝わりません。だから、帰省できたときの一回を大事にしてほしいと思っています。
帰省したら、見ておくこと・撮っておくこと
遠くに住む相続人の方に家の様子を伝えるとき、僕らは次の場所を写真に残しています。家族の間でも、同じ見方で撮っておくと役に立ちます。
- 外観
- 屋根
- 外壁
- 庭
- 室内
- 残っている荷物
- 雨漏りの跡
- 設備
- 前の道路
- 隣地との関係
屋根にはのぼらず、地面から見える範囲で撮ってください。
写真だけで伝わりにくいところは、動画も使えます。玄関から部屋を一つずつ回るように撮ると、家の様子が伝わりやすくなります。
撮るときは、郵便物や書類、通帳などが写り込まないようにしてください。家族の間で回す写真でも、気をつけておくと安心です。
撮った写真には、短い説明を添えて家族と共有します。「雨樋が外れていた」「台所の天井にしみがあった」。一言あるだけで、見に行けない家族にも判断の材料になります。
撮った日も残しておいてください。次に帰省したとき、同じ場所から撮ると、変わったところが分かります。
帰れないときは、ご近所と家族で
帰れない年もあります。それで自分を責めなくていいと、僕は思っています。
帰れないときに頼りになるのは、実家の近くにいる人です。ご近所の方に、自分の連絡先を伝えておく。何かあったときに知らせてもらえるだけで、気づくのが早くなります。帰省したときに、ひと声かけておくのもいいと思います。
家族の間では、誰がいつ見に行って、何を見たかを一か所にまとめておく。それだけでも、誰がどれだけ動いているかが、家族みんなに見えるようになります。
僕らに頼めること
自分たちで見に行けないときは、僕らに頼んでください。
僕らが家に伺い、建物の外まわりと中、設備の状態を見て記録します。荷物は片付けずに、そのままで大丈夫です。見に行くのも、査定書を作るのも無料です。ただ、千葉県外など遠方で費用がかかる場合は、先にお伝えします。
僕らも、写真に短い説明を添えて共有し、必要なところは動画も使います。撮影や共有の前には持ち主の方の了解をいただき、大切な書類が写り込まないようにしています。
僕らがそろえるのは、結論ではなく判断材料です。
見た結果をお伝えしたあとは、選べる道を並べます。僕らが買い取る、仲介で買い手を探す、残して活かす。それぞれの良いところと気をつけるところを、偏りなくお伝えします。決めるのは、ご家族です。
帰省のときに撮った写真があれば、公式LINEに送ってください。写真を送るだけで、おおよその状況が伝わります。
公式LINE:https://lin.ee/wfuJh2m
まだ何も決めていなくても
売るか、残すか、まだ決めていない段階でも相談してください。家の様子を知るところから、一緒に整理します。
電話:0120-087-255(受付 9:00〜17:00・日祝休み)
フォーム:https://ohanahome.jp/contact/
執筆:空き家再生士 きくちまさお(オハナホーム株式会社 代表)